Lycoris radiata Blog

新潟発のロックバンド、Lycoris radiataのブログ トーイ(Guitar)/アツシ(Keyboard,Chorus)/カツノリ(Vocal)/シュウジ(Drums)/リョウタ(Bass)

ギター改造&ベースメンテ~貧乏ギタリスト頑張る~

まず最初に更新めっちゃさぼってました。

まぁ特にネタもなかったので

 

とりあえず今回は題名通りの話題をばぐだぐだと…。

まずはベーシストのトシヤ君にあげるベースから↓ 

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こちらのベース、Fernandesの約40年程前のモデル。

とりあえず音出しをしてみたらジャック、ポッド類のガリノイズがひどいのなんの。

こりゃ直さな使えへんでということでパーツ類を音家さんでお取り寄せー。

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したのがこちら。

・Fernandesのポッド×3

コンデンサ(オレンジドロップ)

・ベルデンの配線材(黒がなかったので緑)

・アース線

・ジャック

 これらを取り付けるためにまずは弦を外しキャビティを開けます。

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↑元の配線、改造等をする際には元の配線の写真を撮るかメモしておきましょう。

あとで分からなくなったとかありますからね。

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新しいポッド、ジャックを取り付け。

ポッドが元のものより大きかったのでトーンポッドを逆に。

まぁ配線さえ間違わなければ大丈夫、ワタクシハカシコイノデ。

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コンデンサ取り付け。

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ウェーイ(省略)

数年振りにハンダ付けしたからきったねぇ。

ごめん、見えないから許して。

このあとPUのホット線が切れたり紆余曲折ありましたが無事に完成、やったね!

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ピックガード無しにしました。

音出しをし無事に鳴ったのでとりあえずよし。

さて次はギターのほうに↓

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今回はPUのマグネット交換をしました。

なぜマグネットの交換に至ったかというとぶっちゃけPU高くね?

んでよく見るとどのメーカーもアルニコⅡやらⅤ、セラミックでいろんなモデル出してるけどマグネットが同じだったらどれも同じような特性でしょ?

つーか「同じマグネットを使った違うモデル」に交換して「音が変わった!」とかいうけどそれってただのプラシー(ry

まぁコイルの巻き数によっても違うんだろうけど。

そんなこんなでわざわざ高い金を払うのもバカらしいので中身のマグネットだけ交換しちゃいましょう、となりました。

純正のPUのマグネットにはアルニコⅢが使われてるそうです。

アルニコⅢの特徴として

・磁力が弱く自然な弦振動を拾うので素直な音が出る

だそうで。

たしかにそうだったけどあまりに優等生的で塩っぽいし物足りないなーと思ったり。

素材はいいけどちょっと冷たい、というか機械的な子だなーと。

んで

いざ交換、まずはフロントから

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フロントにはMontreuxのRough Cast Alnico2

音家でだいたい7~800円くらい(某PUメーカーだと本体7~8000円、高っ)

アルニコⅡの特性としてはまぁⅢと同じようなものだけどこっちのほうが中域が強く甘い音が出る。

D社のA○HもアルニコⅡを使用しておりフロントポジションでは甘く濡れたような女性的なトーンが出る、暗く涙を流している女性のような音との感想をよく見るのでそれを狙いました。

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キャビティを開けます、さすがフジゲン!作りの良さが違うぜ!!!

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ピックガードから取り外しカバーを外します。

さらっと書いてあるけどPUカバーを外すときは細心の注意を払わないと後悔するからな!俺は責任取らないけど!

んで、台座のネジを外し周りのロウを削り取りポールピースを緩めて本体と台座をひっぺがします。

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それでマグネットを交換するときにポールピース側に印をつけておくとあとで楽です。

こういう風にくっつけて交換するマグネットにもマーキングします。

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マグネットをセットしたら本体と台座を元に戻してコイル保護テープを巻きつけます。

あとは台座の取り付けねじを元に戻してカバーを取り付けカバーと本体の隙間をハンダ付けして完成!

作業中に何回かアンプに繋いでPUを鉄製のもので叩けば生きてるかどうか分かります。

わたくしのは無事生きておりました。

さてつぎはリア

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リアにはアルニコ5を取り付けます。

アルニコ5の特性としては

ドンシャリ気味、パワー感がある

とのことで。

早速取り付け。

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フロントと同じようにマーキング

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はいどーん!

完成ー!

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あとはピックガードを取り付け弦を張って作業終了。

音出しをした結果・・・

めちゃくちゃよくなっとるやんけ!!!

フロントは交換後

・明らかに中域が増した

・歪ませるとぐっしょり濡れたようなウェッティーな音

・決して明るくない、というか暗い音

・哀愁を帯びた夜のような女性的な音

と当初の目論見通りで俺満足。

リアは

・上下の音が以前よりパーンと出るようになった

・嬉しいことに中域に独特なクセ(ワウちょい踏みみたいな)がある←これはいい誤算

・フロントと同じく決して明るい音ではなくどこか哀愁を帯びてる

といいことだらけでした。

機械的な優等生から少し大人びて夜の月が反射してる水辺に立つ女性のようなギターになりました。

ピックアップのマグネット交換はあくまで自己責任で行ってください。

またギターの音はPUはあくまで味付け程度、あとは本体に使われている木材や形状、重量、弾き手によって全然変わります。

最後に・・・ギターは最高に美しい女性だ‼